15  Kambara "Snow at Night"


kambara
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 深い静寂につつまれた一面の雪景色。戸を閉めた家々も森の樹木も眠っているようで、ただ音もなく降り積もる雪の坂道。傘をすぼめ高下駄の足元を気づかう村人、蓑笠や合羽に身を包んでも難儀する旅人。かすかに雪を踏む音が響き、新雪の上には足跡だけが残る...。雅趣と詩情の豊かさで、本シリーズを代表する傑作の一つである。




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